「THE ROOF」今いちばん「網紅」な最新複合オフィス
5月の連休前後から、「微信」のモーメンツに続々と流れてきた「行ってきた!」の投稿。
その写真や動画には、インダストリアルなデザインの赤いアーケードのような建物が映っています。
調べてみると、フランスの建築家、ジャン・ヌーベルが手がけた複合オフィス「THE ROOF(恒基・旭輝天地)」とのこと。場所は「新天地」の南側だそう。
ジャン・ヌーベルといえば、「映画監督のような建築家」とも言われる人。
「新天地」付近には高層ビルや奇抜なデザインのショッピングモールが増えていますが、この「THE ROOF」は上海式の古い古民家・石庫門の建築様式を取り入れているそう。周囲のプラタナス並木に融合するよう緑をたっぷり配し、周辺住民のライフスタイルやこのエリアの歴史にも馴染む、ストーリー性のある建物になっています。
馬当路から淡水路へ抜けられる、近道的アーケードになっているのもポイント。オフィスや商業施設を利用しない人も、気軽に散歩したり、雨宿りしたりできる空間になっているのです。
オフィス階のバルコニーには2500の鉢植えが置かれている
建物は地上6階、地下2階建て。2階以上がオフィスフロアになっていて、「フリースランド・カンピーナ」「イスティトゥート・マランゴーニ」のほか、日本の「日立」など、多国籍の主要企業がオフィスを構えています。
1階より下にはカフェやレストランが。イタリアンレストラン「Caminetto」、ベーカリー「moofin」などのほか、日本人シェフが手がけるフレンチレストラン「gentle by the artist」や、老舗の日本料理店「柚子」が出したカウンター形式のバー「YUZU お箸や&BAR」も気になります。
いろいろ迷ってしまいますが、この日は知人が関わるレストランバー「BURT EATERY」にてブランチを楽しみました。
まだ工事中のテナントも多いので、今後も定期的にチェックしたい場所です。
THE ROOF(恒基・旭輝天地)
上海市馬当路458弄
地下鉄9、13号線「馬当路」駅から徒歩約2分
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